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「退職の旨を伝えたのに辞めさせてもらえない」「退職届を受け取ってもらえない」
退職を検討、または進めている方のなかには、このようなお悩みをお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は退職を認めてもらえないときの対処法をご紹介します。
退職時にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
● そもそも退職が認められないケースとは?
● 労働者には辞める権利がある!
● 引き留めやお願いは違法ではない?
● 辞められないときの対処法① 上司へ退職の意思をはっきりと伝える
● 辞められないときの対処法② 上司がだめなら人事部へ直接退職届を出す
● まとめ
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そもそも退職が認められないケースとは?
退職を伝えたのに、快く認めてもらえないことは少なくありません。
例えば、「繁忙期だから」「次の人がみつかるまでは」という引き留めやお願いされるケースが多いようです。
その他にも、上司の方が「自身の評価を気にして」というケースもあります。
管理能力のなさを問われるためです。
労働者には辞める権利がある!
日本では、職業選択の自由が保障されているため、誰もが選んだ職に自由に就けます。
これは同時に辞める自由も保障されていることにもなります。
つまり、会社側に退職を妨げる権利はなく、同行為は違法となります。
また、法律上、退職する2週間前までに申し出をすれば、問題ありません。
ただし、雇用期間に定めがある場合は、契約期間満了までは退職できません。
引き留めやお願いは違法ではない?
退職が認められないケースのすべてが違法とは限りません。
前述のとおり、繁忙期や人手不足だった際に「〇〇までは待ってほしい」と引き留められる場合もあるでしょう。
このような、いわゆる“お願い”の段階では違法とは言えません。
もちろん、そのお願いに応じる必要や義務はありませんので、これまでの人間関係値で判断するとよいでしょう。
辞められないときの対処法① 上司へ退職の意思をはっきりと伝える
退職の旨を伝えたにも関わらず認めてもらえない場合、愚痴や相談レベルと受け取られている可能性があります。
そういった場合は、「辞める」意思を再度はっきりと伝える必要があります。
退職届を出して、「〇月〇日に退職します」と退職の意思をはっきりと伝えるとよいでしょう。
辞められないときの対処法② 上司がだめなら人事部へ直接退職届を出す
上司に退職届を受け取ってもらえない場合は、直接人事部に提出するのもおすすめです。
人事部は法律を熟知しているため、法律に則りスムーズに手続きを進めてもらえます。
人事部でしっかり退職届を受け取ってもらえたかどうか不安な場合は、内容証明郵便で送るとよいでしょう。
まとめ
今回は、退職を認めてもらえないときの対処法をご紹介しました。
ポイントは、法律で辞める権利を認められているため、毅然とした態度で退職の意思をはっきり伝えることです。
す. また、相談ベースなら労働基準監督署に相談してみるのもよいでしょう。
直接会社に対して勧告してくれませんが、法律に基づきアドバイスを受けられますよ。
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※本記事は以前メールマガジンにて配信したものを編集し、掲載しております。